鬼譚〜闇のホムンクルス〜

ホラー史上、最強最大のモンスターが暴走する!
新進作家・神忌鏡多郎は鬼伝承を調べるうちに、明治政府が行っている奇怪な研究に巻き込まれる。日露戦争を控えた明治政府は丹沢山中に密かな研究施設を建設し、万能の力を有する“究極兵器”を作り出そうとした。しかし、研究は失敗に終わり、予想を越えたものが生成されてしまう。“そいつ”゛はすべてを支配するべく暴走を始め、周囲は阿鼻叫喚の地獄と化す……。
 日本に伝わる鬼伝承に材を取った重厚かつ文学的なホラーミステリの傑作。