ラノベと文法書がドッキング!
ストーリーを追うだけで古典文法や古文の世界がわかり、「感動」まで体験できるまったく新しい参考書が誕生!
「待っていたよ。君がやって来るのを」
目覚めると、そこは平安時代の宮中だった。古文の偏差値30の〈ぼく〉は、あの清少納言に古典文法の基礎を教わることになった。
古文がニガテな〈ぼく〉でもわかるように丁寧に、時に厳しく、そして優しく古文を教えてくれる清少納言。
やがて、彼女が仕える中宮定子の行く末を知った〈ぼく〉は、「過去を変えてはいけない」というルールと清少納言に報いたい気持ちの間で揺れ動く。
古文を身につけた先に見えた清少納言の思惑、そして迎える結末とは――